ショスタコーヴィチ: 交響曲第6番/第12番「1917年」/ヴァシリー・ペトレンコ(指揮)/ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団

アルバム

ショスタコーヴィチ: 交響曲第6番/第12番「1917年」

ヴァシリー・ペトレンコ(指揮)/ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団

2011/12/14リリース

7曲収録

916

再生時間:69分28秒 / コーデック:AAC(320Kbps)

ファイルサイズ:160.84 MB

■「ショスタコーヴィチ最高!」聴き終えた瞬間、そう叫びたくなるようなペトレンコのこのシリーズ。そろそろ中盤に差し掛かってきました。今回はファンは多いけれども、少々地味(?)な6番と、ショスタコーヴィチの代表作の一つ、12番の組み合わせです。1839年に書かれた第6番は、表題こそありませんが、おそらく12番の原型であろうと推測されています。ひたすら暗くて不気味な第1楽章が印象的。抒情的なショスタコーヴィチを聴きたかったらこの楽章がよいでしょう。対照的に軽やかで美しい第2楽章、オーケストラの性能が試されるが如く音が乱舞する第3楽章と実は聴きどころの多い作品です。第12番は「十月革命とレーニンを具体化せんとしたこの作品は、レーニンを偲ぶものである。」と作曲家自身が語ったとされていますが、実は本心は別のところにあったらしい。というのが現在の定説になりつつあります。そうなると本当のところはどうなんだ?と裏の意味を探るのも一向ですが、まずは音楽をじっくり聴いてみましょう。いつもの如く、ペトレンコは容赦なくムダな贅肉を切り落としていきます。残った部分は本当に美味しそうな赤身だけ。曲にまつわる(とされる)エピソードに目を向ける暇もありません。第12番の最終楽章の開放的な音楽も、もしかしたら全く別の意味が込められているのかも。

収録曲

ヴァシリー・ペトレンコ(指揮)/ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団の他のアルバム アルバム一覧