ビゼー: 交響曲「ローマ」・小組曲・序曲 イ長調 他/ジャン=リュック・タンゴー(指揮)/アイルランド国立交響楽団

アルバム

ビゼー: 交響曲「ローマ」・小組曲・序曲 イ長調 他

ジャン=リュック・タンゴー(指揮)/アイルランド国立交響楽団

2015/1/1リリース

13曲収録

916

再生時間:78分08秒 / コーデック:AAC(320Kbps)

ファイルサイズ:185.47 MB

■現在、世界のオペラ劇場になくてはならないレパートリーとなっている「カルメン」も、初演の際は大失敗。その失意を抱えたまま初演の3ヵ月後にこの世を去ってしまった悲しきビゼー(1838-1875)…。彼がもっと長生きしていたら、フランスのオペラ史は大きく変化していたに違いありません。このアルバムは、そんなビゼーの知られざる作品集です。イ長調の序曲は彼がローマ賞を受賞する以前に書かれた最初の管弦楽作品です。しかし生前に発表されることも演奏されることもなく、そのままひっそりと残ってしまったものです。葬送行進曲はトゥーレの王の杯を題材としたオペラの前奏曲として用意されましたが、こちらも断片が残るのみです。小組曲は、もともと12曲からなるピアノ連弾のための「子供の遊び」の中から5曲を選んでビゼー自身がオーケストレーションを施したもの。トラック4の「陣取り鬼ごっこ」も小組曲には含まれなかったものの、同じ曲集から取られたものです。序曲「祖国」は普仏戦争の時に盛り上がる愛国心が主題。勇壮な部分と悲痛な部分のコントラストが見事です。この盤のメインである「ローマ」は彼がイタリアに赴いた際に造り始めた作品で、最初は3曲からなる「ローマの思い出」として完成されたものに、1871年、他の曲のスケルツォとして構想された楽章を加えて4楽章にしたものですが、ビゼーの生前には演奏されることなく、1880年にようやく全曲が披露されました。次から次へと美しいメロディが溢れてきます。

収録曲

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