guano
S.A.R.
前作「3AMBLACKCAT」からわずか1ヶ月というスパンでリリースされる今作「guano」もS.A.R.に多大な影響を与えている90年代ヒップホップやネオソウルを色濃く反映した楽曲だ。煌びやかなローズの音色とゆったりとしたギターの音色から一変、ノリの良いラップパートへと移行。バースはノリの良いサウンドとアグレッシブなラップで構成されているが、フックやアウトロは気念いエフォートレスな雰囲気で構成されており、その落差が非常に気持ちよい楽曲となっている。現行の音楽シーンでは避けられがちな長尺のアウトロがありながらも、ループされるコーラスと、それを支える楽器隊の演奏はある種のトリップ感を与える。
出逢い
安全地帯
デビュー20周年の年に、約9年ぶりのシングルのリリース。それを記念して発売日前日、メンバー5人が勢揃いして記者会見を行った。その席で玉置は「原点に戻ってロックをやっていきたい」と語っていたが、「出逢い」は静かなストリングスとピアノ、優しい玉置の歌から始まるバラード。約3分、言葉数は少なく簡潔ではあるが、想いが溢れてくれる歌。情感がゆったりと心地よく上昇していく旋律には、玉置作品独特の“土着性”は感じられず、上品な肌触りで、それは安藤さと子との共作の影響だろうか。カップリングのロックナンバー「野蛮人でいい」は、5人で再び音を出せる事の喜びが、前面出ているように感じる。
Girls Party
ましのみ feat.パンのみみ
ましのみが展開しているコラボ企画の第2弾。ゆったりとしたビートに、二人のかけあいラップが最高に心地いいトラック。
萠黄色のスナップ
安全地帯
記念すべきデビューシングル。春を心待ちにする気持ちと、淡い恋心を描いた言葉とメロディが、彼らを生んだ北海道の広大な風景を思い起こさせてくれる。ジャケットにあしらわれた北海道の地図が余計にそう感じさせるのかもしれないが、サウンドは、特にリズムセクションは当時流行していた西海岸サウンドを感じさせてくれる。ゆったりとした玉置のボーカルは、その声が持つ何といえない切なさを、改めて感じさせてくれ、表現力の豊かさに感心させられる。前年に井上陽水の全国ツアーに帯同し、このシングルの発売日の前月に、「夜のヒットスタジオ」(フジテレビ系)に、井上陽水のバックバンドとしてテレビ初出演を果たす。
あの頃へ
安全地帯
この年の6月に行った『安全地帯 10th ANNIVERSARY CONCERT TOUR ACOUSTIC SPECIAL NIGHT』を最後に、実質的に活動休止状態に。玉置がソロアルバムの制作に入る。約一年ぶりとなるこの作品は、「月桂冠『花鳥風月』」のCMソング。俳優・真田広之が雨上がりの、紅葉が美しい街を歩くシンプルな画のCMだが、それをより美しく、印象的なものに仕上げているのがこの曲だ。和テイストのイントロからゆったりとリズムが刻まれ、ストリングスがメロディに寄り添い、哀愁漂う玉置の声が、言葉ひとつにひとつに想いを込めて歌う、かくも美しいバラード。
Southern Waves
Miyuu
「目標に向かって進み続ける中で不安や焦りを感じた時に、一度立ち止まってみて、海のような広いゆったりとした気持ちを持って進んで行きたい」という想いを込めた、シンガーソングライターMiyuuの1st digital single.
太陽の瞳
尾崎 豊
6thアルバム「放熱への証」に収録。ゆったりとしたテンポの中で「僕はたった一人だ 僕は僕と戦うんだ 誰も知らない 僕がいる」と自省的な言葉が並ぶ。当時の彼の心情が窺える歌詞である。
It's A New Day
RHYMESTER
アルバム『ダーティーサイエンス』収録曲より、ゆったりと憂いのあるナンバー。
サルビアの花
もとまろ
耳触りのよいゆったりとしたメロディーが人気。多くのアーティストにもカバーされ歌い継がれている名曲です。
Mama,Say Good-bye
尾崎 豊
6thアルバム「放熱への証」の最後を飾るにゆったりとした曲で母への想いを歌った曲である。そこには深い愛情と思慕が感じ取れ、「星になった貴方の温もり 今でも覚えてる」というような詞によく表れている。
米軍キャンプ
尾崎 豊
3rdアルバム「壊れた扉から」に収録。このアルバムの中でもっともゆったりとした曲調ではあるが、情景を思い浮かべやすい言葉が並び、退廃的な雰囲気を醸し出している。じっくり味わいたい1曲である。