コルネリア・ヘルマン(ピアノ)

コルネリア・ヘルマン(ピアノ)

ドイツ人の父と日本人の母のもとにオーストリア、ザルツブルクで生まれた。4歳からピアノとヴァイオリンを始めたが、すぐにその才能を示すようになり、6歳からは本格的にピアノの教育を受けるようになった。8歳でザルツブルク・モーツァルテウム音楽院に入学。そのわずか1年後、ザルツブルク青少年コンクールに最年少(9歳)で優勝。当時、“モーツァルトの再来”などと騒がれたが、ソロ・チェロ奏者である父親の、「きちんと教育を受けるまでは演奏活動はさせない。」という方針からその才能はヴェールに包まれていた。
1996年、J.S.バッハ国際コンクールで最年少最高位受賞。99年モーツァルト国際コンクールで特別賞受賞。2002年には元ウィーン・フィル奏者で指揮者のM.ホーネックの指揮でザルツブルク音楽祭にデビュー。既にNHK交響楽団をはじめとする日本のオーケストラとも共演を果たしている。今世紀、最も期待されている若手演奏家の一人。