レンダ・デ・ギタリスタス 〜ギタリスタ列伝/月本一史

アルバム

レンダ・デ・ギタリスタス 〜ギタリスタ列伝

月本一史

2022/3/27リリース

14曲収録

2,445

再生時間:41分49秒 / コーデック:AAC(320Kbps)

ファイルサイズ:103.38 MB

■(以下、CD版説明文より引用 ※ライナーノーツと幕間曲はCD版のみの特典です) 伝説のポルトガル・ギター奏者8人を 日本人演奏家月本一史が真摯にトリビュート! 久しぶりにライス・レコードから国内録音の新作アルバムが登場することになりました。今回はこれまでライス・レコードのファド作品の解説執筆などを担当されてきたことでお馴染みのギターラ(ポルトガル・ギター)奏者、月本一史が自身のソロ・アルバムを制作。これがこれまでに類を見ない、実にユニークなギターラ・アルバムとなりました。 1978年生まれの月本一史は大阪府出身。日本人グループ“マリオネット”の音楽をきっかけにギターラ演奏に興味を持つようになった彼は、ポルトガルへ留学し著名な演奏家であるアントーニオ・パレイラに師事、主に古典ファドの演奏などを学びました。帰国後は演奏活動のほか、日本初となる教則用の書籍やDVDをリリースするなどギターラ演奏家の育成にも力を注ぎ、またwebラジオ『ファドの時間』やポルトガル関連のイヴェントを立ち上げ、〈リスボン市立ファド博物館公認アンバサダー〉としての啓蒙活動にも勤しんできました。 その月本がソロとして10数年ぶりに制作したのが本作『レンダ・デ・ギタリスタス~ギタリスタ列伝』でした。ファドにおいて歌と器楽の曲の割合は99:1と言われるなどファドは基本的に「歌の音楽」ですが、ステージの合間などに演奏されるギターラのための器楽曲(=ギタラーダ)は、数少ないギターラ奏者にスポットを当てたものです。本作ではかつての名演奏家たちが取り上げていたギタラーダを、月本自身の演奏で再現するという画期的な試みを収録したアルバムです。〈ギターラの神様〉と呼ばれるアルマンディーニョをはじめ、ジャイメ・サントス、ジュゼー・ヌネス、ラウール・ネリィ…といった名ギタリスタたち8人の代表的レパートリを取り上げ、その歴史的な意義を込めてトリビュートしました。そしてヴィオラ(クラシック・ギター)だけが伴奏したシンプルな曲調のほか、複数台のギターラを重ねて音の広がりを聴かせる試みや、アコーディオンを加えショーロ風のアンサンブルを取り入れたものなど、非常にヴァラエティに富んだサウンドに仕上がっております。 さらに注目は、音楽評論家の関谷元子さんが本作のライナーノーツを担当されている点で、月本とのインタビュー形式からギターラ、そしてファドの魅力に迫り、また取り上げたギターラ奏者のプロフィールや楽曲の聴き所なども詳しく紹介するなど、本作の内容をより深く知ることができます。 国内制作でここまでギターラについて追求した作品は、かつて有りませんでした。ファド・ファンはもとより、全ての弦楽器ファン、そしてワールド・ミュージック・ファンにも注目して頂きたい力作です!

収録曲