■近田ゆうきの6年ぶりとなる待望の3rdアルバム。
感情に寄り添った楽曲たちが、心象風景となって映し出される。
ボーナストラックは、敬愛するアーティスト、玉置浩二の楽曲『悲しみにさよなら』のカバーを収録。
静謐な音のしずくが波紋のように広がり、心に深く染み入る癒しの逸品。
レビュー:原田和典(MUSIC MAGAZINE 2020年4月号掲載より一部抜粋 )
プリンスがキャンディス・スプリングスに寄せた賛辞「雪を溶かすようば温かな歌声」を思い出す。
ヴォーカルには心の凝りをそっと解きほぐすようなぬくもりがあり、ガットギターの刻みもこよなく美しい。
原田和典
音楽評論家。雑誌「ジャズ批評」元・編集長。
2019年より世界最長の歴史を持つ米ジャズ誌「ダウンビート」国際批評家投票のメンバーに選出。