■2021年10月にリリースしたデビュー作・1stミニアルバム「Know Thyself Your Madness」は、内省的でダークな世界観が全体を覆い、楽器も同居しているものの、トラックが牽引している印象の強い楽曲で独自の世界観を構築した作品となった。
1stミニ・リリース後に敢行したレコ発ツアーを共にしサポート・メンバー3名と、プログラミング担当を加えたメンバーで制作・レコーディングされたのが今回の2ndミニアルバム「no on my own」だ。
KTYMサウンドの重要なエッセンスであるトラックが全編において印象的に鳴り響いているが、前作と明らかに異なるのは、バンドとして培って来たからこそ生まれたコーラス・ワーク、疾走感、グルーヴ感など、バンド・サウンドが楽曲の核を形成している点だ。
ヴァラエティーに富んだサウンド・アプローチ、現在の世界情勢や終わりなき負の連鎖、そして自己との対峙が綴られた歌詞。血肉となってるパンク、ロックンロールはもちろん、グラムロック、グランジ、ニューウェイヴ、デジロックからトラップ、ヒップホップまで、カタヤマヒロキを形成するあらゆるエッセンスを咀嚼し構築された全5曲を収録。
リリース後はフジロック出演、亜無亜危異フリーライブのオープニング・アクト出演、東名阪にて自主イベント開催など、精力的にライブ活動を展開するKTYMに注目だ!
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