■あまりにリアルに削ぎ落とされたジャンクサウンド!SPOILMANが1stフルアルバム『BODY』をリリース。強烈なサウンドとライブで注目を集めながらも突如活動を終了したロクトシチ。その中心メンバーであったカシマが新たに結成したバンドSPOILMANが早くも1stフルアルバム『BODY』をリリース。カシマの他のメンバーは、同じくロクトシチのメンバーであったほか、ヨソハヨソ、音の旅crewなど様々なバンドのドラムを担うタナベ、TTUDでもベースを弾くナガイ。Rapeman、Shellac、The Jesus Lizardといったノイズロックバンドの鋭角で攻撃的なエッセンスを中心に据えつつ、徹底的に無駄を排した音像はSlintやRodanといったルイヴィルシーンのバンドが持つ寂寞感も漂わせている。さらにFugaziやHooverを彷彿とさせるディスコーダントな感覚、時折飛び出すPolvoのような奇天烈なフレーズといった様々な要素が、肉を全て削ぎ落として骨だけになったようなサウンドの上で絶妙なバランスで成り立ち、独自のサウンドを生み出している。
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