■僕は幼いころから音楽とともに生きてきました。そして、音楽人生の集大成として「リアルビクトリー」を作曲しました。
この曲は、パラアスリートたちへの応援ソングです。さまざまな障がいがあるパラアスリートたちはそれぞれの挫折や困難を乗り越え、毎日努力を続けています。彼らのために自分は一体何ができるのだろうかと考えた末、視覚障がいのあるアーティストとして「がんばる姿を応援したい」という気持ちを歌にすることにしました。
僕が伝えたいのは、障がいがあっても輝ける瞬間が必ずあるということです。その象徴として、パラアスリートたちの活躍を一人でも多くの人に見てほしいと思っています。パラアスリートたちが挫折や困難に立ち向かう姿は、私たちに勇気や希望、感動を与えてくれます。彼らだからこそ、多くの人の心を動かすことができるのではないかと思うのです。
「リアル・ビクトリー」とは、国籍や人種、障がいの有無にかかわらず、挫折や困難を乗り越え闘いぬいた人たちが勝ち負けの先に出会う「共に認め合える」という心です。その心がこれからの時代を動かすパワーの源であってほしいという願いをこめ、この曲を作りました。
みんなで「リアルビクトリー」を東京の空に高らかに響かせましょう。
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