ヘンリー・パーセル: 劇場音楽集 第2集/ジョアンヌ・アンセル(ソプラノ)/ジェイソン・ネデッキー(バリトン)/ケヴィン・マロン(指揮)/アラディア・アンサンブル

アルバム

ヘンリー・パーセル: 劇場音楽集 第2集

ジョアンヌ・アンセル(ソプラノ)/ジェイソン・ネデッキー(バリトン)/ケヴィン・マロン(指揮)/アラディア・アンサンブル

2016/1/1リリース

27曲収録

916

再生時間:62分38秒 / コーデック:AAC(320Kbps)

ファイルサイズ:153.82 MB

■イギリス・バロック期の最大の音楽家パーセル(1659-1695)。彼の父も叔父も音楽家で、また弟も音楽家になるという音楽一家に生まれたパーセルは、幼少期に王室礼拝堂の少年聖歌隊に入り、変声期を迎えた後は、名オルガニスト、ジョン・ブロウに学びます。写譜係として古い時代の作曲家たちの作品を研究、これによって伝統的なスタイルを身につけ、18の時に王室弦楽合奏隊の専属作曲家に就任します。その2年後にはウェストミンスター寺院のオルガニストにも任命され、以降、36歳でこの世を去るまで膨大な作品を遺すこととなるのです。そんな彼の劇音楽は、主に晩年の5年間に集中的に作曲され、どれもユニークで、規模は小さいものの、歌劇にも近い佇まいを持ったものです。「女房持ちの色男」はややきわどいコメディで、「後悔したチェリアの横たわるをみよ」は独立して演奏されるほどの人気を誇っています。スペインの修道士の物語、当時の人気女優のために書かれた「アンソニー・ラヴ卿」、英雄的な悲劇「オーレン=ジープ」の異国的な雰囲気、1693年に初演された皮肉たっぷりの「年老いた男やもめ」と、楽しくウィットに富んだ音楽がたっぷり味わえます。NAXOSが誇る古楽指揮者マロンとアラディア・アンサンブルの息のあった演奏です。

収録曲