リース: ヴァイオリンとピアノのための3つのソナタ集/エリック・グロスマン(ヴァイオリン)/スーザン・カガン(ピアノ)

アルバム

リース: ヴァイオリンとピアノのための3つのソナタ集

エリック・グロスマン(ヴァイオリン)/スーザン・カガン(ピアノ)

2015/1/1リリース

10曲収録

916

再生時間:77分35秒 / コーデック:AAC(320Kbps)

ファイルサイズ:181.75 MB

■NAXOSスタッフの丹念な布教活動(?)のおかげで、ようやくフェルディナント・リース(1784-1838)の名前がクラシック業界内に浸透してきた昨今ですが、まだまだ知られざる作品が山のようにあります。このヴァイオリン・ソナタもそんな曲。こんなにステキな作品がこれまで録音されなかったとは、なんという損失でしょう。ご存知の通り、一時期ベートーヴェンに師事し、生涯を通じて親友であり、また伝記を執筆したリースですが、残した作品は膨大であり、またその作風はベートーヴェンと似ているようであり、実はかなり異質な雰囲気を備えたものなのです。彼は18曲のヴァイオリン・ソナタを描いていますが、これらのほとんどは1807年から1809年、パリに滞在した2年の間に書かれています。当時のフランス国民はオペラに取りつかれていて、これらの作品には全く関心を示すことがありませんでした。そこで彼はヨーロッパ・ツアーにソナタを携えていったのでした。モーツァルトを思わせるウィーン風の優雅なスタイルで書かれていますが、なかなかひっかけどころの多い興味深いソナタです。

収録曲