ルーセル: ピアノ作品集 第2集 交響的前奏曲「復活・時は過ぎてゆく」 他/ジャン=ピエール・アルマンゴー(ピアノ)

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ルーセル: ピアノ作品集 第2集 交響的前奏曲「復活・時は過ぎてゆく」 他

ジャン=ピエール・アルマンゴー(ピアノ)

2016/1/1リリース

13曲収録

916

再生時間:73分39秒 / コーデック:AAC(320Kbps)

ファイルサイズ:174.88 MB

■印象主義を経て新古典主義へと進んだフランスの重要な作曲家ルーセル(1869-1937)。もっぱら重厚な管弦楽作品集で知られていますが、彼のピアノ曲は独特な雰囲気と形容しがたい魅力に満ちたものなのです。この第2集に収録されている作品もなかなか面白いものばかり。トルストイの同名の作品から着想を得た前奏曲「復活」は、まるで主人公の心の中の苦しみをそのまま描写したかのような深い音楽で、曲の最後になってようやく少しだけ光が差すような希望を見出すことができるというものです。「野趣」はルーセルの自然への愛が反映された曲。きまぐれでしなやかな表情を持っています。「組曲」はバロック風な構成を持っていますが、こちらもやはり曲自体は晦渋。嵐で命を落とした船員の死を悼んで書かれた「前奏曲」の暗さ、もやもやした「シシリエンヌ」、少しだけ軽快な「ブーレ」と「ロンド」と、なかなか食えない作品です。学生時代の未発表作品「フーガ」と同じく若い頃の作品「時は過ぎてゆく」は幾分洗練された作品といえそうです。

収録曲

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