ラフマニノフ: 交響曲第3番/他/レナード・スラットキン(指揮)/デトロイト交響楽団

アルバム

ラフマニノフ: 交響曲第3番/他

レナード・スラットキン(指揮)/デトロイト交響楽団

2013/5/22リリース

6曲収録

916

再生時間:74分08秒 / コーデック:AAC(320Kbps)

ファイルサイズ:171.84 MB

■ラフマニノフ(1873-1943)の交響曲第3番は、1935年6月に構想され、完成したのは翌年1936年6月6日のことでした。それはあの美しい「パガニーニの主題による狂詩曲」を作曲した2年後であり、彼が作曲した「最後の番号付き」の交響曲でもありました。第2番ほどの濃厚なロマンティシズムは感じられませんが、全体的に引き締まった流麗なメロディと、思いがけないほどの活気に満ちた楽想に溢れた魅力的な音楽です。彼が好んだ“怒りの日”のメロディももちろん顔を見せます。「交響的舞曲」は1940年作曲、ラフマニノフの最後の作品です。タイトルこそ「舞曲」ですが、各楽章には緊密な関係性があり、またテンポ設定などを考えても、この作品は「交響曲」として捉えることに何の異論もないのではないでしょうか。こちらの作品にも“怒りの日”のメロディが随所に引用されていて、また楽器編成は第3番とほとんど同じ、またサクソフォンの使用も印象的な作品です。第2番の濃厚な演奏でおなじみ、スラットキンとデトロイト交響楽団は、このラフマニノフの晩年の2曲にも、滴り落ちるほどにずっしりとした響きと、強いメリハリを与え、曲の持つエネルギーを光り輝く音価に転換し、聞き手につきつけます。

収録曲

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