ハイレゾで味わうクラシック vol.6 ~おしゃれな色彩で描かれるフランスの音楽~

ハイレゾで味わうクラシック vol.6 ~おしゃれな色彩で描かれるフランスの音楽~
フランスといえばアートとオシャレの最先端、というイメージの強い国ですね。たくさんの美しいもの、素敵なものがここフランスから発信され、多くの人々の心を捉えています。もちろん、音楽だってたくさんのステキな作品が書かれています。クリスマスも近づき、ウキウキとした気分が高まっているみなさんの気分をさらにアゲてくれるような音源をお届けします。

絵画のように魅力的なドビュッシーのピアノ名曲2選

この曲はアントワーヌ・ヴァトーの名画“シテール島への乗船”からインスピレーションを得て書かれたとされるドビュッシーのピアノ曲です。愛の女神ヴィーナスの島シテール島へと恋人達が船出するという期待と喜びの情景が華麗なピアノ技巧によって表現され、最初から最後までキラキラとした輝きに包まれた作品になっています。外山啓介さんの、クールだけれど、まぶしいくらいの鮮やかなタッチで弾かれるこの作品を、ハイレゾならではの迫力でお楽しみください。

♪ドビュッシー:喜びの島
  • ※試聴音源はAAL-LC 320kbps(圧縮音源)となります

  • ドビュッシーの作品、それどころかピアノ曲の中でも最も有名な作品の一つでしょう。『ベルガマスク組曲』というドビュッシー初期のピアノ作品の中の第3曲です。“ベルガマスク”というタイトルについてはさまざまな説があり、ドビュッシーがイタリアに在学しているときにイタリア北部のベルガモ地方を訪問し、その地方の舞曲「ベルガマスカ」に強い影響をうけたというものや、または詩人ヴェルレーヌの詩集『雅な宴』に含まれる詩「月の光」の一節“魅惑的な仮面とベルガマスク”が関係しているという、複数の説があります。月光が湖面に輝く情景が、時にやわらかく、時に冷たいくらいの輝きをともないながら移り変わる様に身を委ねていると幸せな気持ちになれるはず。ハイレゾ・サウンドで聴くことで、まるで絵画の世界に入ったかのような臨場感を味わえるはずです。

    ♪ドビュッシー:『ベルガマスク組曲』より「月の光」

フランクとサン=サーンスによる彩り豊かなヴァイオリン曲

「ヴァイオリン・ソナタ」と名の付く作品は数多くありますが、本当の意味でヴァイオリンとピアノが対等な作品というのはじつはそう多くはありません。しかし、フランクの書いたこのソナタは、まさにヴァイオリンとピアノが対話をするように進行し、大きなクライマックスを構築していきます。優れたオルガニストでもあった彼らしい厚みのある響きに、ベルギー出身ながらフランスで活躍した彼ならではの豊かな色彩感が溶け込んでいる楽曲です。華やかな美貌そのままの華麗な演奏を聴かせてくれる諏訪内晶子さんのヴァイオリン、それを紳士的に支え、盛り上げるエンリコ・パーチェさんのアンサンブルの息遣いを、ハイレゾ・サウンドならじっくりと味わえるはず。

♪フランク:ヴァイオリン・ソナタ

  • 漫画、アニメ、映画で人気を博した『四月は君の嘘』の劇中で主人公とヒロインが共演した曲です。伝説的なスペインのヴァイオリニスト / 作曲家のサラサーテに捧げられたため、スペインの雰囲気にあふれた舞曲風の情熱的な曲想が特徴となっています。超絶技巧もふんだんに盛り込まれていますが、“これみよがし”なゴテゴテのものではなく、一筆書きのような自然さで、サラッと聴かせてくれるのです。こう思えるのは篠原悠那さんの、爽やかだけれど時折フッと見せる妖艶な表情のなせる技でしょう。弦楽器の音色、弦がこすれる感触まで細かく聴かせてくれるハイレゾ・サウンドで存分にお楽しみください。

    ♪サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ

“世界の縮図”フランスの特徴が表れたラヴェルのピアノ協奏曲

ムチの音で始まるという独特のスタートをもつこの作品は、ラヴェルの母の出身地であるバスク地方の民謡や、スペイン音楽、果てはジャズまで……と、あらゆる音楽の要素が用いられてます。フランスという国がたくさんの国から訪れる人であふれた、まさに“世界の縮図”のような場所なのですが、その特徴が音楽にも表れた一つの例といえるでしょう。“管弦楽の魔術師”と呼ばれたラヴェルならではの美しさと妖しさが入り乱れる魅力たっぷりの響きも聞こえてくる作品です。また、第2楽章のピアノ独奏の美しさは、その響きに浸っていると心が洗われていくかのよう。『のだめカンタービレ』の物語後半で話を大きく動かしたこの作品、ヒロイン“のだめ”の超絶技巧はきっとこれくらい人を魅了するものだったのだろうと思わせる、ユジャ・ワンさんの演奏でぜひお楽しみください。一音出した瞬間に胸をわしづかみされるような迫力と輝きにあふれたタッチを、ハイレゾ・サウンドなら余すことなく伝えてくれます。

♪ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調

これぞフランス! サティのシャンソン「ジュ・トゥ・ヴ」

“スロー・ワルツの女王”と呼ばれた人気シャンソン歌手ポーレット・ダルティのために書かれたサティのシャンソンは、優雅さと明るさ、そしてときおり影がさすように静かな哀しみも湛えていて、シンプルながらさまざまな表情をみせてくれる作品です。気取らない自然さのなかに、驚くようなオシャレな響きやメロディが聞こえてくるあたりは、“これぞフランス”といったところでしょうか。思わず一緒に口ずさみながら踊ってしまいたくなりますし、歩きながら聞いていると、どこにいても自分の周りがパリの風景に変わってしまうような気分にすらなってしまいます。パトリシア・プティボンのコケティッシュな魅力満載の歌唱をハイレゾ・サウンドで堪能し、ぜひ女子力の高まりを実感してください。

♪サティ:ジュ・トゥ・ヴ
    • Satie: Je te veux/Patricia Petibon/Susan Manoff/Christian-Pierre La Marca

      ハイレゾ

      514

      Satie: Je te veux
      Patricia Petibon/Susan Manoff/Christian-Pierre La Marca

  • いかがでしたか? フランスの音楽はたくさんの表情や色彩感を持っていますが、これはほかの国の音楽のエッセンスを巧みにとりいれたからこそ生み出されたものといえるでしょう。日々の生活のなかで私たちもたくさんの表情を使い分けていきますが、素敵な音楽を聴くことで、その表情はさらに明るくなったり、磨かれていくはずです。
    次回は2018年1月5日(金曜日)、“熱さの秘められた北欧の音楽”をテーマに、思わず心を揺さぶられてしまう魅力的な作品をお届けします。


    ―ハイレゾ音源とは
    ハイレゾとこれまでの音楽データは何が違うの?ハイレゾを聴くメリットって?
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