吹奏楽作家・オザワ部長が選ぶ!Bravo Brassリスナー的「吹奏楽部あるある!」

吹奏楽作家・オザワ部長が選ぶ!Bravo Brassリスナー的「吹奏楽部あるある!」
オザワ部長はこれまで書籍『あるある吹奏楽部』シリーズなどで、「銅賞は3位ではない」「別名は『体育会系文化部』」「クラスではおとなしい生徒が、音楽室に入った瞬間に吹奏楽の鬼と化す」といったあるあるを1000以上ご紹介してきました。しかし、まだまだありまぁす! 吹奏楽ラジオ「Bravo Brass ~ブラバンピープル集まれ!オザワ部長のLet's吹奏楽部~」のリスナーアンケートに記された“あるあるエピソード”には、オザワ部長も思わず大爆笑。そのまま埋もれさせてしまうのはMOTTAINAI…ということで、厳選してご紹介しましょう!

コンクール編

●コンクールでの演奏後は最高の演奏をした気分になりますが、録音を聞き返すと想像より下手でがっかりしますよね。
これは「あるある」ですね~。記憶に残っている演奏と、客観的な録音との差…。練習のときも、演奏している感じではすごくいいのに、録音したものを聴いてみると「あらら…」ということもよくあります。

●吹奏楽コンクールで、ティンパニーのばちの先が飛ぶのを見たこと。予備のばちがなかったようで、奏者は立ち尽くしていた。
マレットそのものではなく、マレットの先端が飛んでしまったんですね。これはまさにハプニング! 緊張で手汗がすごいときなどに打楽器奏者がスティックやマレットを飛ばしてしまうことがあります。いざというときのために、予備は必要かも。

●コンクール前日の練習演奏が初めて納得のある仕上がりになり、演奏が終わってもみんなが音の余韻の中にいると感じられたこと。残念ながら、コンクール当日はその感はなかった。
「コンクール直前のリハーサルが完璧だったときほど、本番がうまくいかない」というのは、いわばジンクスのような「あるある」ですね。それでも、一度は自分たちが求める音楽にたどり着いたのですから、その経験は貴重なものでしょう。

本番演奏編

●文化祭でみんなで泣きながら吹いて、メロディーが消えかかった。
これは文化祭が3年生最後の演奏だったのでしょうか? メロディ担当の奏者がみんな泣いてしまうと、メロディが聞こえなくなってしまいますね。卒部のコンサートではみんなが演奏中に泣き始め、危うく音楽が崩壊しそうになることがあります。慌てて指揮者が大きく振ったり、何人かの奏者が大きい音や体の動きでテンポを揃えたり…と修正する様子を何度か見たことがあります。

●これは地元だけなのか、全国区なのか分からないけれど、通称「ブラボーおじさん」がいる。色んな楽団でエキストラをよくするのですが、どこに行っても必ず「ブラボーーー!!」って言ってくれる。
いますね、ブラボーおじさん! 熱心な吹奏楽ファンで、いくつかの楽団のオッカケをしている方です。そして、演奏の後には全力で「ブラボー!」とシャウト。ブラボーおじさんのおかげで演奏会は盛り上がり、奏者もブラボーがもらえた喜びを感じることができます。

●ステージに出て行って、いざサックスを吹こうと思ったらリードが付いていなかった。そのとき同じパートが8人いて、一番向こうからリードケースが回ってきて、仲間のリードを借りて吹きました。
これは焦りまくりのエピソードですね! リガチャのネジがゆるんでリードが落ちてしまったのでしょうか? ともかく、ステージに出てから「あれがない!」となることはまれにあります(特に、打楽器の小物類)。このケースでは、仲間のリードを借りられたということで九死に一生でしたね。なお、本番にはハプニングがつきものなので、部員はいざというときの臨機応変な対処法が身につきます。

部活編

●部活後、急いで家に帰らないといけなかったので、走って電車に乗りました。車内で落ち着いたとき、首にサックスのストラップがあることに気づき、とても恥ずかしかったです。
これはサックス奏者にとっては超あるあるです。だいたい音楽室を出た後に部員から指摘されることが多いですが、電車内で気づいたり、下手したら帰宅するまで気づかなかったりすることも。他に、ファゴットやクラリネットなどストラップを使う楽器の奏者は似たような経験をしているのではないでしょうか。

●シーンとしているミーティング中に思いっきりオナラが出て、しんみりした空気が一気に笑いになった。
シーンとしているときにお腹がぐぅぅぅ~っとなってしまうのは「あるある」な現象ですが(練習ってお腹が空くんですよね)、オナラというのはレアケースかも!?

恋愛編

●中学生のとき、指揮をしながら好きな人ばかり見てしまい、好きな人がみんなにばれてしまった。
うーん、甘酸っぱい! たとえ学生指揮者でなくても、吹奏楽部ではなぜか部員の恋心がすぐにバレてしまい、部内に拡散される傾向があります。ちょっと話しかけたり、演奏中に目配せしたりしただけでも、ピピッと気づく人がいるんですよね。これぞ「部内文春」!?

●たまたまクラスの可愛い女子が見学にいたことから、吹奏楽部に入部を決意したが、結局その子は吹奏楽部に入らなかった…。かなりの絶望の中で始めた吹奏楽が、今では自分の生きがいになるほどのめり込めるものになっていることに人生の面白さ、吹奏楽の魔力を感じる。
きっかけは何にせよ、吹奏楽という生きがいを見つけられたのはラッキーでしたね。他にも、友達のお供で部活見学に行ったらそのまま入部してしまい、友達以上に吹奏楽にハマった、というケースも「あるある」です。

顧問編

●よくあることかもしれませんがとにかく擬音で表現する方だったので、「ヤパーン」というあだ名がついていました。
きっと、「そこ、もっとヤパーンっていう感じで吹いてみて」といった表現をよくする先生だったんでしょうね。それがあだ名になってしまうのが面白いです。なお、「裏では顧問を呼び捨てにしている」「顧問には決して知られてはならないあだ名がある」という吹奏楽部あるあるも存在します。

●中学時代の顧問がとっても恐くて恐くて、中1~2のころは本当に嫌いでした。ですが、中3で「それは愛の鞭なんだ!」って思って、一生懸命に練習していたら、先生から褒められら回数も増えていき、心から大好きな先生になりました。今でもその先生に教えていただいた礼儀や精神力は私の糧になってます!
先生の思いが教え子に通じたとき、きっと部活も音楽も一段レベルアップしたものになったことでしょう。吹奏楽には厳しい先生もいますが、それは音楽に対しても教育に対しても妥協していないという「本気」の現れなのかもしれません。そんな先生に教えられたことは、一生の宝物になりますね!


現役の皆さんはリアルに経験したこととして、かつて吹奏楽部員だった皆さんは懐かしい思い出として、共感できたのではないでしょうか。地域や世代を越えて通じ合える「吹奏楽部あるある」。ぜひ部内や団内でも楽しく「あるある」トークで盛り上がってみてくださいね!

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