mysound SPECIAL INTERVIEW!! MARQUEE BEACH CLUB


mysoundが注目するアーティストにテーマに合わせた楽曲をピックアップしてもらい、その曲にまつわるエピソードからアーティストの本質を掘り下げていくプレイリスト企画。8月に1stアルバム『Flavor』をリリースしたMARQUEE BEACH CLUBからコイブチマサヒロ(Vo,.Gt,Syn)とイシカワヒロヒサ(Dr,Cho)の2人が登場です。今回は、『MARQUEE BEACH CLUBのサウンドに影響を与えた楽曲』というテーマでプレイリストを作成。00年代終盤に頭角を表した海外のバンドからの影響を素直に感じさせるダンサブルなロックサウンドを軸に、日本人の耳に馴染むメロディやノスタルジーを織り込んだMARQUEE BEACH CLUBのサウンドや自由度の高いパフォーマンスのルーツとなるものが、プレイリストから見えてきました。









New Release

INTERVIEW


  • L:コイブチマサヒロ(Vo,.Gt,Syn)、R:イシカワヒロヒサ(Dr,Cho)

    イシカワ"ライブでのお客さんとの一体感もより高まったような手応えは感じています"


    --まずは、8月にリリースされた1stアルバム『Flavor』のお話を。1曲1曲は抽象的で独立したものなのに、全体を通して聴くとひとつにまとまって情景が見えてくる、パズルのようなアルバムだなと感じました。記念すべき1枚目、どういったコンセプトで製作されたものなのでしょうか?

    コイブチ:やっぱりどこを切り取っても勝負できるっていうのを意識しつつ、1枚目のアルバムなのでMARQUEE BEACH CLUBがどういうバンドなのかわかるような曲を詰め込みました。

    イシカワ:『Flavor』を出したことでライブでのお客さんとの一体感もより高まったような手応えは感じています。ライブを重ねるごとに、お客さんとコミュニケーションが取れるビートやメロディっていうものがわかってきた気がしていて。その感覚は楽曲にも表れているんじゃないか、と。

    コイブチ:MARQUEE BEACH CLUBはもともと僕のソロプロジェクトとして始まったので初期の頃は特に僕の趣味趣向が色濃かったんですけど、『Flavor』はメンバー同士で音を提案し合いながら作ったこともあって楽曲にバリエーションが出たし、バンドの方向性もより明確になった気がしています。

    --今回は、『MARQUEE BEACH CLUBのサウンドに影響を与えた楽曲』というテーマで、それぞれ5曲ずつ挙げてプレイリストを作っていただきました。まず、コイブチさんの1曲目。Passion Pit"Sleepyhead"。

    コイブチ:Passion Pitは、本格的に洋楽を聴くようになった頃、それまでの僕の中でのバンド像を壊してくれたバンドで。やってることは難しいのに、親しみやすいというか。彼らの曲が持っていうキラメキは、MARQUEE BEACH CLUBにも取り入れたいなって思ってます。Passion pitについては、イシカワ君とよく討論していたし、来日するたび一緒にライブも観に行っていて。こういうことを日本の音楽シーンでできたらカッコいいよなって思わせてくれたバンドです。

  • Sleepyhead/Passion Pit
    Sleepyhead
    Passion Pit

    • シングル
    • アルバム

  • --2曲目は、Bombay Bicycle Club"Shuffle"。MARQUEE BEACH CLUBの曲にも感じられる温度感ですね。

    コイブチ:デジタルなのに温かみを感じさせてくれる絶妙なバランスが、すごく素晴らしいなって思います。この曲の冒頭で昔のバンドの曲をサンプリングしたりしていて、手法を問わず作品としていいものになればいいのかなって思わせてくれた曲です。バンドに女性ボーカルを入れたいなと思ったのもBombay Bicycle Clubへの憧れからだし、音楽の自由さという面でいろんな気づきをもらいました。

  • Shuffle/Bombay Bicycle Club

  • --3曲目、Foals"Total Life Forever"。先の2曲と比べると、よりナマな人力のバンドサウンドが引き立つ曲ですね。

    コイブチ:ギターの音を歪ませずにロックをやっているのが美しいなと思ったし、ロックのギターってただ歪ませるものではないんだと、改めて思い知らされたというか。音で空気感や空間の広がりを表現することも学ばせてもらったし、メロディもすごく牧歌的で聴きやすいですよね。『Flavor』ラストの曲"Always"も、こういうなめらさを表現したいなと思って、参考にさせてもらいました。

  • Total Life Forever/Foals
    Total Life Forever
    Foals

    • シングル
    • アルバム

  • --4曲目、Two Door Cinema Club"next year"。メロディアスで、一時期シーンを席巻したいわゆるデジタル・ロックというものからの深化を感じさせる1曲です。

    コイブチ:もう、最初に聴いた瞬間「これ、みんな好きなやつだ!」って思いました(笑)。作品を出すごとに音楽的に深みを増しているんだけど、ちゃんとリスナーのことも引っ張っていて素晴らしいなと思います。どんな歌詞が乗ってもメロディだけで感情を表現できているところなんかも、すごく見習いたいですね。あと、メンバーが同い年なので、なんとなく親近感を感じたりしてます(笑)。

  • next year/Two Door Cinema Club
    next year
    Two Door Cinema Club

    • シングル
    • 着うた®

  • コブイチ"コーラスワークだったり、音作りもすごく斬新で影響を受けました。"


    --そして、お次は・・・ゴダイゴ"モンキーマジック"!

    コイブチ:ゴダイゴは、踊れる日本語ロックっていうところの先駆者なんじゃないかなって思っていて、このグルーヴを学ぼうってことでギターのミヤケ君と一日中ゴダイゴを聴きながら踊ってみたことがあります(笑)。

    --(笑)。ちなみに、リリースは1978年です。

    コイブチ:今聴いても斬新だし、時代を問わず聴く人を踊らせてしまうって、すさまじいことですよね。コーラスワークだったり、音作りもすごく斬新で影響を受けました。

  • モンキー・マジック/Godiego

  • --ここからは、イシカワさんセレクトの5曲です。が、その1曲目がMVに猿が登場するColdplay"Adventure Of A Lifetime"。モンキーマジックからの素晴らしい流れですね。

    イシカワ:イントロも東洋っぽいし、つなげてみました(笑)。Coldplayに関しては、彼らそのものが表現というか。曲の持つきらびやかさにも憧れるし、その時々のトレンドをちゃんと自分たちの音楽に落とし込んでいて。あとは、ライブの演出もアルバムの世界観に合わせて全てペンキで塗り尽くしたり、とにかく空間全体に表現が溢れているんですよね。そういうステージング的な面ですごく刺激を受けています。

  • Adventure Of A Lifetime/Coldplay
    Adventure Of A Lifetime
    Coldplay

    コールドプレイが2015年12月4日にリリースする通算7枚目のスタジオ・アルバム『ア・ヘッド・フル・ オブ・ドリームズ』より、リード・シングル「アドヴェンチャー・オブ・ア・ライフタイム」!!

    • シングル

  • --2曲目は、Foster The People"Helena Beat"。

    イシカワ:ドラマーとしてマネしたい部分も多いんですけど、特にエンタテインメント性に衝撃を受けていて。ライブ中、メンバーのパートが入れ替わるんです。好きな楽器をやり出すんですよ(笑)。音楽を表現するために、パートに固執しないっていう発想がすごいですよね。それって、メンバーそれぞれが何をするかっていうのを理解しているからこそできることだし、信頼関係がしっかりと出来ているんだろうなあと。バンドの絶対的なグルーヴを感じるというか。

    コイブチ:僕らのライブでもボーカルのアスカちゃんがパーカッションを叩いたり、ギターのミヤケ君がシンセを弾いたりするんですけど、Foster The Peopleからの影響ですね。

  • Helena Beat/Foster The People
    Helena Beat
    Foster The People

    • シングル
    • アルバム

  • --次は、Phoenix"1901"。マイケル・ジャクソンに大きな影響を受けたという彼らのポップへの敬愛が詰まった曲です。

    イシカワ:Phoenixって、もともとボーカルがドラマーで、ドラムのトラックのフレーズとかも全部決めているみたいなんです。だからか、すごくドラムがドラムらしくないというか、自由度が高くてアグレッシブなんですよね。『Flavor』のレコーディングでもPhoenixは特に「こういう音を出したい」っていうイメージとして取り入れた部分が多かったです。

  • 1901/Phoenix
    1901
    Phoenix

    • シングル
    • アルバム

  • --お次は、Sigur Ros"Hoppipolla"。

    イシカワ:Sigur Rosは、アイスランドの情景がそのまま音楽になったような世界観がすごく好きで、歌詞もSigur Ros語みたいなオリジナルの言語で歌われていて面白いなあって。サイズの違うバスドラムを2台設置して、ドラムで表現できることの幅を広げているところなんかも見習いたいなと思っています。

  • Hoppipolla/Sigur Ros
    Hoppipolla
    Sigur Ros

    • シングル
    • アルバム

  • コイブチ:今回アルバムに収録した"dive"っていう曲は、この曲の雰囲気やスケール感を参考にしました。いつかナマのオーケストラをバックに演奏したいという願いも込めて(笑)。

    --そして最後は、Maroon 5"Sunday Morning"。2002年リリースの日本でも大ヒットした曲です。

    イシカワ:大学生のときに聴いて、素直にいい曲だなって。ファンク調のグルーヴとすごく優しいメロディなのに、歌詞は結構ハードで。Maroon 5って、他にもそういう曲がすごく多くて。それをちゃんとポップソングとして聴きやすいものとして提供しているのがすごいなって思います。

  • Sunday Morning/Maroon 5
    Sunday Morning
    Maroon 5

    トヨタ「ヴィッツ」CM曲としても耳なじみが良かったさわやかナンバー

    • ハイレゾ
    • ハイレゾアルバム
    • シングル
    • 着うた®
    • 着メロ

  • コブイチ"言いたいことさえまとまっていれば歌詞なんて2行でもいいんじゃないかって思って"


    --ちなみに、MARQUEE BEACH CLUBの歌詞はどういうコンセプトで書かれているのでしょう?

    コイブチ:洋楽って、同じことを何回も繰り返すじゃないですか。僕らの曲も抽象的なワードを繰り返しているんですけど、言いたいことさえまとまっていれば歌詞なんて2行でもいいんじゃないかって思っていて。聴く人によってストーリーが広がるようなものになればいいなと思っています。

    --今回は、お二人にそれぞれ5曲ずつ挙げていただきましたが、お互いの好きなものをしっかり共有しているようですね。普段、どういったかたちでシェアしているんですか?

    コイブチ:プレイリストとまではいかないですけど、メンバー全員で自分の今好きな曲を紹介しあう『OSUSUME BEACH CLUB』っていうメールのグループがあるんですよ(笑)。

    イシカワ:それをきっかけに好きになったバンドは実際ライブを観に行ってCDを買うっていう、学生の頃に友達とCDの貸し借りをしていたのと同じ感覚で楽しんでいます。

    コイブチ:1日2人毎日欠かさず更新していて、オススメに対してみんなちゃんとコメントして。うちはメンバーの年齢に開きがあるので、学生の頃に聴いていたものが違ってたりするんですよね。今は完全に内輪で楽しんでいるんですけど、いつかオモテに発表できたら面白いなって思っています(笑)。



ORIGINAL PLAYLIST

MARQUEE BEACH CLUBのサウンドに影響を与えた楽曲プレイリスト

DISCOGRAPHY

PROFILE

東京を拠点に活動するダンサブルなエレクトロ・ロック・バンド。2015年4月から都内で活動を始めると、そのポップで踊れるオリエンタルな楽曲と「花」をテーマにしたイメージが早耳リスナーや一部関係者の間で噂となる。Apple Musicが今最も注目すべきアーティストをピックアップする『今週のNEW ARTIST』に選出され、海外で言えば、フェニックスやフォスター・ザ・ピーポルからフォールズ辺りの煌びやかなエレクトロ・ロックの流れを継ぎながらも、世界基準の音をJ-POPの持つ大衆的なポップサウンドで表現したオールラウンドな楽曲は次世代シーンの牽引を予感させている。

アーティストページ

LIVE

■1st album "Flavor" Release Tour
日程:2016年11月14日(月)
会場:名古屋 池下CLUB UPSET
時間:OPEN 18:00/START 18:30
料金:ADV ¥2,000/DOOR ¥2,500

日程:2016年11月15日(火)
会場:南堀江knave
時間:OPEN 18:00/START 18:30
料金:ADV ¥2,500/DOOR ¥3,000

日程:2016年12月2日(金)
会場:新宿MARZ
時間:OPEN 18:00/START 19:00
料金:ADV ¥2,500/DOOR ¥3,000


詳細はオフィシャルサイトで