mysound SPECIAL INTERVIEW!! I Don't Like Mondays.
様々なアーティストの方々に独自の視点で選曲してもらうプレイリスト企画の第3弾。今回はファンクや80年代ポップをベースにしたきらびやかなサウンドで「お洒落な女の子を踊らせる」注目の4人組、I Don't Like Mondays.(以下、IDLMs)が登場です。
14年9月に『PLAY』でデビューすると、15年にはアルバム『TOKYO』を発表。伊達男揃いのルックスと、音楽的なクオリティの高さを両立させることで人気を集めてきた彼らは、今年に入ってより黒っぽくアーバンな楽曲にパーソナルで感情的な歌詞を乗せた"Sorry"をリリース。即完売した渋谷クラブ・クアトロでのワンマンも盛況のうちに終えている。果たして彼らが影響を受けた音楽とは?今回はひとり2曲ずつ、バンドにとっての「音楽的なルーツ」とその曲にまつわる思い出を語ってもらいました!
14年9月に『PLAY』でデビューすると、15年にはアルバム『TOKYO』を発表。伊達男揃いのルックスと、音楽的なクオリティの高さを両立させることで人気を集めてきた彼らは、今年に入ってより黒っぽくアーバンな楽曲にパーソナルで感情的な歌詞を乗せた"Sorry"をリリース。即完売した渋谷クラブ・クアトロでのワンマンも盛況のうちに終えている。果たして彼らが影響を受けた音楽とは?今回はひとり2曲ずつ、バンドにとっての「音楽的なルーツ」とその曲にまつわる思い出を語ってもらいました!
NEW RELEASE
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New Single
『Sorry』
I Don't Like Mondays.
2016.02.17 Release
初回盤:COZA-1136/7 (CD+DVD) ¥1,800(税抜)
通常盤:COCA-17118 (CD) ¥1,000(税抜)
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- アルバム
- 4曲収録
INTERVIEW
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――新曲"Sorry"は、これまで以上にクロい音楽からの影響や夜のムードが漂う曲になっていますね。これはどんなきっかけで生まれたものだったのでしょう?
悠(Vo):今までの僕らの基軸となる曲は、"Perfect Night"や"Fire"(『TOKYO』収録)など横ノリの曲が主流だったんで、今回もせっかくシングルならファンクっぽいものにしようと思っていて。ただ、いくつもリリースをさせていただく中で、今回はどうせなら大人っぽい、今の日本のシーンにないような音に挑戦してみようと思ったんです。
――その際、影響源になった曲やアーティストはありましたか?
悠:曲単位ということではないですけど、イメージで言うとジャスティン・ティンバーレイクの『The 20/20 Experience』とかですね。あのタキシードが似合うような雰囲気というか。
兆志(G):うん。ギターの音で言うと、「そこにシックのナイル・ロジャースが入ったらどうなるかな?」という感じでトライしました。
謙二(B):ベースは、シンセベースを入れたかったんです。それで「いい混ざり方があるものがないか?」と思って色々と探したのは、マルーン5とか。
――なるほど。そして今回、ドラムは打ち込みだったそうですね?
秋気(Dr):そうです。ちょうど曲を作っていた時にジャスティン・ビーバーの『Purpose』を聴いて、シンセの音の作り方に新しさを感じたんです。それで今回はシンセ・リフを主体に、リズムも打ち込みで行こうと思ったんですよ。
――そういえば、ジャスティン・ビーバーにも"Sorry"という曲がありますね。
悠:そうなんですよ。僕らが以前"LOVE YOURSELF"という曲を出したら、その後彼が同じ名前の曲を出したことがあって。今回は彼が"Sorry"を出してから僕らも同じ名前の曲を出すことになったので、今のところ一勝一敗ですね(笑)。
――さて、今回は「I Don't Like Mondays. のルーツ」をテーマにプレイリストを作ってもらいました。みなさんそれぞれのルーツはどんな曲だったんですか?
悠:僕の場合はやっぱり、80'sのアメリカのポップスと呼ばれるもので、中でもプリンスとマイケル・ジャクソンですね。彼らは同い年だし、ポップスの中にロックやファンクやジャズの要素もある・・・色々な音楽を突き詰めたものがポップスだというのを一番体現しているのがこの2人だと思うんです。僕らもファンク的な要素もロック的な要素もあると考えると、バンドとしても影響を受けている存在だと思いますし。中でも"Kiss"と"Bad"は音数が少なくてシンプルなので、80年代っぽい要素はあるけれど、僕は今リリースされてもヒットすると思う。そういう、時代に左右されない曲だと思って選びました。 -
- シングル
- アルバム
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- シングル
- アルバム
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――いつ頃から好きだったんでしょう。
悠:それはかなり早くて、マイケルと出会ったのは、それこそ幼稚園の頃ですね。両親がライヴに行くほど好きだったので、家でもMVが流れていたんです。その後、小学校6年か中学1年になって友達とCDを交換した時に、マイケルを渡して批判されたこともありました(笑)。
兆志:その歳のみんなには(良さがまだ)分からなかった、と。
――兆志さんはゲイリー・ムーアとクリスティーナ・ペリーを選んでいますね。
兆志:僕はレスポールを弾いているギタリストが好きで、スラッシュやザック・ワイルドなど色んな人がいますけど、この人ほど「ギターを顔で弾いている人」っていないと思うんですよ。沢山の人が見ている中であれだけの・・・冷静に言うと「変顔」で気持ちを込めて弾いて様になる人はそういない(笑)。だから一生好きなんだろうな、と思いますね。クリスティーナ・ペリーは、寝る前や起きたりする時に好きで聴いていて、IDLMsとしてもこれぐらいの振り幅で行けるんじゃないかなと思って選んだ曲です。 -
- シングル
- アルバム
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――ゲイリー・ムーアとの出会いはどんなものだったんでしょう?
兆志:B'zの松本孝弘さんが、ソロ活動の一環で『Rock'n Roll Standard Club』というコンピレーションを出したことがあったんですよ。その中にゲイリー・ムーアの"Sunset"が入っていて。最初は「ちょっと難しい曲だな」と思っていたんですけど、1年ぐらい聴いているうちに、僕はこの曲が一番好きになったんです。それで「ゲイリー・ムーアってどんな人だろう?」と聴き始めたのが始まりですね。この人はギターを弾いて歌ったりもするし、ブルースも好きですけど、デジタルなサウンドも好きだし。チャレンジしながらも自分のスタイルはあるところが好きですね。
――謙二さんはどうですか?
謙二:僕は元々はギタリストで、このバンドを始めてからベースを弾きはじめたんですけど、今回はベーシストとして自分が好きなプレイヤーが参加している曲を選びました。アース・ウィンド&ファイアならヴァーダイン・ホワイトだし、ジャミロクワイならこのアルバムまでスチュアート・ゼンダーが参加していると思うんですけど、特に"Virtual Insanity"は無駄のない、飛び切りいいプレイをしていると思うので選びました。ジャミロクワイの歴代のベーシストはみんな上手いけど、中でもこの人のフレーズは本当にかっこいいんです。こういうフレーズを自分も弾けたらいいなぁと思っていましたね。"In The Stone"は、最初に好きになってから今もずっと好きで聴いている曲。映画『ドラムライン』で知ったんですよ。ブラスが間違いなくかっこいいし、ベースも抜き差しが心地いい。 -
- シングル
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秋気:僕が選んだジョン・メイヤーは、ファンクとかブルースを軸にした音楽を、ここまで浸透させたのがすごいと思うんです。それから、僕らはライヴを「デートとしても行けるような場所」にしたいと思っているんですけど、彼のライヴはとても雰囲気がいいんですよね。大人がデートで使えるような・・・独特の雰囲気があるじゃないですか?
――本格的なことをしているけれど、それが分からない人でも楽しめる空間になっていますよね。
悠:そうそう、僕らはそれがしたいんですよ。
秋気:ジョン・メイヤーは高校生のときに、兄貴の友達に教えてもらったのがきっかけでした。
謙二:ああ。俺も高校生ぐらいに知って、「すっごいいいなぁ。これは誰なんだ・・・」って思った記憶がある。あの人って声勝ちしているというか。
秋気:うん。ギターもうまいし、歌もうまいし。
悠:顔もいい(笑)。
謙二:全部持っている人だよね(笑)。もちろん、本人の努力があってこそだと思うんですけど。 -
- シングル
- アルバム
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――本当ですね。エリカ・バドゥはどうですか?
秋気:僕は高校の時に年上の知り合いとファンク・バンドを組んで、バーで演奏をしたりしていたんですけど、そこで教えてもらった曲です。ドラム自体は早くからやっていたんですけど、当時はまだ「グルーヴって何?」ということがまったく分かっていなくて。ここでのプージー・ベルのドラムは、技術的には小学生や中学生でも出来るようなことしかやっていないんですけど、それを超えてくるグルーヴがすごいんですよ。みんなが踊りたくなる。そういう意味で一番勉強になった曲ですね。ひたすら叩けるようになるまで練習していましたね。 -
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――今回選んでいただいたそれぞれのプレイリストは、予想通りでしたか?それとも意外なものもありましたか?
悠:謙二はベーシストとしての視点で選んでいましたけど、もともとはUKロック好きなんです。僕もオアシスは好きだし・・・だから、UK系が入ってない(笑)。秋気は今回は大人っぽい感じでしたけど、一方でメタルも好きだし。
謙二:うん。でも、思えばエリカ・バドゥは秋気に教えてもらった気がします。
兆志:俺もそうかも。
悠:ジョン・メイヤーとかも、僕はこのバンドを始めてからちゃんと聴くようになって、みんなでライヴも観に行って……それが意外とこのバンドに影響を与えるようになったりしていて。
――ああ、なるほど。みなさんがそれぞれに音楽を共有し合って、バンドの音楽性が広がっている部分もあるということですね。
悠:うん、そうですね。そういうことは結構多いと思います。
ORIGINAL PLAYLIST
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悠(Vo)セレクト
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- シングル
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- シングル
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兆志(G)セレクト
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- シングル
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- シングル
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謙二(B)セレクト
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秋気(Dr)セレクト
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- シングル
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Interview & text by Jin Sugiyama
photo by Kohichi Ogasahara
DISCOGRAPHY
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- アルバム
- 4曲収録
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- アルバム
- 12曲収録
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PROFILE
オシャレな女の子を踊らせる為、2012 年、表参道でバンドを結成。日本が待ち望んでいた世界水準ポップスロックバンド!
LIVE
■TOKYO FM「Hellosmile Lounge」公開収録
会場:サンリオピューロランド 1Fメルヘンシアター
時間:OPEN 17:40/START 18:00
チケット:一般指定席 大人・小人共通お一人様 3,500円(税込)
チケット内容:イベント公演チケット+ピューロランドパスポートチケット
イベント概要:若い女性に増え続けている「子宮頸がん」の予防啓発プロジェクト、「Hellosmile」。4月9日(土)子宮頸がん予防啓発の日に、TOKYO FM『Hellosmile Lounge』公開収録にI Don't Like Mondaysがアコースティックライブでゲスト出演。
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