【カディオの未知との遭遇】音楽技術学校の『追いコン』に潜入!

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まだ見たことのないもの、聞いたことのないもの、感じたことのないもの。自分が体験したことないものって興味をそそられますよね? でもいざ自分がそこに飛び込むとなると、色々と億劫になり、気がひけるもの。可能ならば、ただ人が未知の体験をする様子を見ていたい……。

そんな身勝手な欲望を叶えてくれる方をまずはご紹介しましょう!


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男前なグーサインで登場してくれたのはカディオさん! <フジロック>にも出演経験のある人気バンドQUATTRO(現在活動休止中)のイケメンドラマーにして、今話題の女性ラッパー、あっこゴリラのドラムも叩く、超ホット&クールの両立を可能にする男が我々の願望を叶えてくれることに!

カディオさんにお願いし、今回潜入した“未知のスポット”は、楽器の製作から修理まで幅広い技術を修得することができる音楽技術学校、代官山音楽院(2017年4月より島村楽器テクニカルアカデミーへと改称)。プロのミュージシャンとして、もしかしたらこれから自分の楽器を作る可能性のある、金の卵達をこの目で見ておきたい……未知なる卒業イベントをこの目で確かめたい……。

というわけで代官山音楽院が卒業生を送るイベント、『追いコン』に潜入してきました!

 

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カディオの知らない世界。〜代官山音楽院潜入編〜

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まずは、タワレコ前のハチ公像にご挨拶。ハチ公像が心なしか嫌がっているように見えますが、気のせいでしょうか……。

カディオ「俺、カディオ。これから取材。いいだろ?」

今回の『追いコン』では、普段は楽器を作ったりリペアしている学生の方々が、演奏する側になり、ステージに立つとのこと。どんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみです!


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『追いコン』スケジュール

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ボンバヘッ!

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からのパイナポー!


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まずは司会のお二人が登場。「男子ー!」、「女子ー!」、「そうでない人ー!」とaikoのコール&レスポンスへのオマージュでスタート! 

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違いますよ。今は女子の方が手をあげる場面ですよ。

今まで体験したこのない楽器製作専門学校の『追いコン』というイベントに緊張しているのでしょうか……。

カディオさんのメンタルを気にしながらも、まずは楽器ビジネス科の学生の方々で構成された、「フィンガー11」がステージに登場!


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「アー・ユー・レディ?」の掛け声から、フィンガー5の“学園天国”を披露! 

『追いコン』、そしてトップバッターという大役にふさわしい楽曲チョイス。さすがは代官山音楽院!


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これには、プロのミュージシャンであるカディオさんも惜しみない拍手と賛辞を送ります。

カディオ「あいつもこいつも俺の隣を狙っているんだろ? そうだろ?」


2番手で登場したのは、バイオリンクラフト&リペア科の「i violini」。名曲 “オーソレミオ”を披露しました。

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ハーモニーが美しいですね。いかがですか? カディオさん。

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って早っ! 泣くの早っ!

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カディオさんの涙が止まりません……。


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“オーソレミオ”に続き、こちらも名曲“カントリーロード”をプロジェクターで歌詞を投影しながら披露します。

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何か閃いたご様子のカディオさん。一体何を考えているのでしょうか。


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あれ? もしかして……?

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カディオ「奏でたいんだろ?そうだろ?」

勝手に指揮をとり始めたカディオさん。突然現れた謎のアフロ指揮者に会場は大盛り上がり。さすがはカディオさん、エンターテイナーとしての資質がずば抜けています!

続いて登場したのは、ピアノ調律科の「堀江プロダクション(ホリプロ)」。こちらは前の2グループとは違った雰囲気なのですが、一体何を見せてくれるのでしょうか。


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何か見たことあるような構図だなと思っていたら、オースティン・マホーンの“ダーティ・ワーク”が流れ出し……あ! カディオさん、今大人気の芸人・ブルゾンちえみですよ!!



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カディオ「気づいていたよ。ユニゾンちまき。そうだろ?」

惜しい! それにしても、ユニゾンちまき……逆に見てみたいですね! もうっ!!



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続いての登場は、ギタークラフト&リペア科の「ZAWA SEA」! キメキメの衣装で颯爽と登
場し、LUNA SEA の“ROSIER”を歌い上げます! アツい演奏にみなさん大興奮!


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もちろん、カディオさんもヒート・アップ! 若者の熱いパフォーマンスにつられ、舌まで披露!



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続いて登場したのは、ドラムパーカッション総合科の「ENDO'S Ⅱ」。「ゲイ・バー」と連呼する謎のアッパーチューン、 “ゲイ・バー”をパフォーマンス! 観客もこの日一番の盛り上がりを見せます。


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カディオさんもノリノリで参戦!


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カディオ「俺を呼んでいる。そうだろ?」

違いますよ。

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そんな顔されても……。


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ライブ後の水はうまい。

学生パフォーマンスのトリを飾るのは、管楽器リペア科の「(uni)」。レミオロメンの“3月9日”を披露しました。


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トリに相応しいしっとりとした空気が会場を包みます。

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カディオさんも観客の流れに身を任せます。

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また泣いてる……。

カディオ「みんなも、瞳を閉じれば俺がいる……そうだろ?」


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学生さんたちの全パフォーマンスが終了すると、ロックバンド・UNCHAIN のベーシスト・谷さんがステージに登場! 谷さんは代官山音楽院に特別入学し(!?)、なんと自分でベースを製作したとのこと!

プロのミュージシャンが学校に特別入学するなんて……。“音楽技術学校”という場の特殊性と凄さを感じるとともに、羨ましい気持ちで一杯です! カディオさんもそう思いますよね!?


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カディオ「みんなも、俺が作ったドラムを見たいだろ。そうだろ?」

カディオさん、UNCHAIN谷さんに触発されたのか、ご自身のドラムを作りたくなっちゃったのですね。

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こちらが谷さん渾身の一作「ブラック・スター」です! その名の通り、黒いボディーの星形ベース、ありそうで中々見かけないデザインですよね。カッコいいです!!

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谷さんも満足そうです!

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披露会の後はUNCHAINライブ! オープニングの“Inside-out”から観客は大盛り上がり! 卒業生へのエールがひしひしと伝わってきます。


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なにやらまた何か企んでいるご様子のカディオさん。……あっ! カディオさんどこ行くんですか!


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ステージ裏にやってきたカディオさん。もしかして……。

カディオ「ステージが俺を呼んでいる。そうだろ?」

やっぱりー!!! ダメですよ! いくらカディオさんでもさすがに飛び入りは……


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……もう飛び出してる……。うう……。決断が早すぎる……。そして快く受け入れてくださるUNCHAINのメンバーの皆さん。優しい……。

カディオさんも卒業生の皆様をお祝いします。

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飛び入り参加でうまくフィットするか心配でしたが、そこはさすが現役ミュージシャン。華麗なパーカッションでライブに花を添えます。


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そこから畳み掛けるように腰クネダンスを披露。さすが現役ミュージシャン、腰つきが違います! 

カディオさん、とてもかっこよかったですよ! UNCHAINの皆さんもありがとうございました!


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ライブ後、UNCHAINの楽屋でくつろぐカディオさん。ライブお疲れ様でした! ドラムスティックがお箸のようですね!

カディオ「俺のサプライズに、みんなも感動しただろ。そうだろ?」


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これにて全て終了! と思っていたらなんと最後にシークレット企画として、職員の方々のステージが! “旅立ちの日に”を披露し、卒業生に向け音楽でエールを送りました。卒業生のみなさん本当におめでとうございます!

せっかくなので、もっと代官山音楽院のことを知るために、卒業生の方にいくつか質問をさせて頂きました。

代官山音楽院の皆さんにインタビュー!

まずはギタークラフト&リペア科の岡 勇真さんにお話を伺いました。今回の『追いコン』の感想に関しては、「タワーレコードでライブをすることができて、本当に嬉しく楽しかったです。UNCHAINさんのライブだけでなくリハーサルまで見る事ができて、貴重な時間を過ごすことができました。」とのこと。本当にその通りですよね。羨ましい限りです!

管楽器リペア科の西田 明日美さんはカディオさんについて、「フロアにいる時は謎すぎて、みんなで『誰?誰?』ってなっていましたが、全身でノっていてこちらまでつられて楽しくなりました!! 動くたびにアフロがふわふわするのがとても面白かったです(笑)。」とありがたいコメント。

また、代官山音楽院の自慢できるポイントを伺ったところ、「友達の和が広がりやすく、いろんな学科の人と仲良くなれる! フレンドリーな先生が多いのでアットホームで安心感があるところです♪」とのことでした。

イベントに参加して感じたアットホーム感は、皆様の仲の良さからきていたのだと実感。それにしてもカディオさん、高評価じゃないですか!

また、今回、代官山音楽院に特別入学し、ベースを製作された谷さんにもお話を伺うことができました!
 

Interview:谷浩彰(UNCHAIN )

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――ベースを創ってみていかがでしたか?

今までの人生で楽器屋に置かれているベースしか持ったことない僕が、今回制作させてもらって創る人の試行錯誤や陰ながらの努力、苦労や嬉しさを体感させてもらった。今後の音楽人生において、一音一音を出す楽しさと喜びをもらったような気がする。最高の体験をさせて頂きました。

――ベースを作る過程で一番苦労した点は何ですか?

全部大変だった。振り返れば、ボディーのデザインもかなり苦労したし、星型に切り取る作業も大変だったし、フレット打ちも腕が上がらなくなったし、コイル巻きも手汗がやばかったし……。うん、やっぱり全部苦労した。

――完成したベース「ブラック・スター」を演奏していかがでしたか。

心の底から「うわっ、ええ音!」って思った。ベースならではの低音もしっかりしてて60年代ビンテージのような、乾いた感じの中に若干の湿り気もある音がするって印象を感じて、凄く凄く気持ち良い。今までの人生でこんな感覚になったベースに会うのは初めてだ!

――最後に卒業生に向けて一言お願いいたします!

君たちが学んだ事は絶対に今後の人生で生かされる。なぜなら素晴らしく最高な先生しかいない学校だから。僕らより売れているバンドのサポートしてくださいね(笑)。


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最後に集合写真をパシャり。皆さん肩を組んで仲の良さがこちらまで伝わってきます! 良い写真! ……ん?


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良い顔してるー!! 髪をまとめて頭が小さくなっても、小さくならない存在感! さすがです! 代官山音楽院の皆様、本日は大変ありがとうございました!!


カディオの知らない世界。〜代官山音楽院潜入編〜いかがでしたでしょうか。学生のひたむきな姿はとても美しく、部外者である我々も見ていて胸を打たれました。

音楽技術学校・代官山音楽院の『追いコン』。そこには音楽と強い絆で結ばれた素晴らしい学生と、彼らを見守る温かい職員の方々がいました。



SCHOOL INFORMATION
代官山音楽院(2017 年4 月より島村楽器テクニカルアカデミーへと改称)
〒150-0032 東京都渋谷区鶯谷町2-7
0120-480-952
<詳細はこちら>
http://www.daikanyama-ongakuin.com

Text:Qetic・Takashi Matsunaga

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