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10/01/22

松平 敬、すべて1人の声の多重録音による衝撃のデビュー・アルバム!

 コンテンポラリー・フィールドでアクティブに活躍する気鋭の声楽家、松平 敬のデビュー・アルバム『MONO=POLI』(EZCD-10006 オープン価格)が2月20日にリリースされます。

 当作は、普通のクラシック・アルバムとはまったく違う衝撃的な内容。すべて松平 敬1人の声を多重録音した究極のワンマン・アカペラ=電脳声楽アンサンブルなのです!

 選曲も凝りに凝っており、マショーからブラームス、リゲティまで、800年にわたる“声”の芸術を“カノン”形式で俯瞰するというコンセプト・アルバムです。

 松平 敬はバリトンでありながら、ファルセットを駆使しつつ、混声のソプラノ・パートまで、すべての声部を1人で歌っています。たった1人の肉声を駆使して、とてつもなく広い音域を歌うことだけでも、曲の難易度を考えれば大変な偉業ですが、驚くのはその歌唱力だけではありません。松平みずからがDAW(デスクトップ・オーディオ・ワークステーション)システムを駆使し、エディットからエフェクト処理といったポスト・プロダクションまで、その手で行なってアルバムを完成させている点でも、注目に値するものと言えるでしょう。

 結果生まれた今回の作品は、世界のどんな一流声楽アンサンブルもなし得ない空前絶後の精度の高さで、劇的空間を創出したものとなりました。

 収録曲の中でとくに注目すべきは、キューブリック監督の映画『2001年宇宙の旅』に使われたことで有名な、リゲティの「ルクス・エテルナ」。なんと16声部を多重録音し、果てしなく広がる宇宙的なトリップ感を描き出しています。

 “カノン”という音楽のこだま効果を全体のモチーフにした当アルバムには、冒頭の「夏のカノン」(現代に伝わるもっとも古いカノンの例)から始まり、バッハ、モーツァルト、シェーンベルク、ブラームス、ジョスカンらのカノンに加え、前述のリゲティ、さらに松平の自作「MONO=POLI」を収録。「MONO=POLI」は、逆再生や変調を取り入れた新時代のカノンです。

 そして全31曲の最後に収録されているのが、マショーの「我が終わりは我が始め」。アルバム全体における各曲の配列は、この作品の構造を踏襲して決められています。逆行カノンとなっているこの作品は、楽譜をはじめから読んでも後ろから読んでも同じ演奏結果になる、という作りになっています。収録曲全体を、古い作品から新しい作品へ、そしてまた古い作品へと時代が逆行してゆくように配置することによって、全体がマショーのカノンと相似形をなすようにした、コンセプト・アルバムになっているのです。

 音のすべてのトラックだけでなく、ブックレットの文章からジャケットのアートワークに至るまで、すべてを演奏者自身が手がけた注目作。こんなクラシック・アルバムは過去に例がありません。大きな話題を呼ぶこと必至の1枚です!

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