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航空サウンド 武田一男プロデュース作品

アーティストプロフィール
話題の航空サウンドがMySoundについに登場!

航空写真家がカメラで航空機を記録するように、武田一男氏は過去30数年にわたり旅客機の「音」による録音取材を続けている。今回、その取材した「音」の中から、過去50年に飛行した民間旅客機の「操縦室の変遷」を中心にまとめた「THE COCKPIT」シリーズを、MySoundでリリースすることになった。

航空機を運航するにあたって、その過程で起こる様々な「音」がある。

エンジン音、離発着音、飛行音は勿論、その他にも種々な「音」が存在する。

たとえば旅客機を目的地まで誘導させるのは管制官とパイロットが交わす「交信」という「音」。
また目的地の空港の天候状態を知るのもATSという無線音声で、霧で視界が閉ざされた中で空港のランウエイを確認するのも、ランウエイの延長線上に設置されたマーカーが発する「音」だ。
VORやADFなど飛行方向を確認するのもモールス信号という「音」。
パイロットがコックピットで計器点検するのも「音」であり、飛行中の航空機の計器が到達高度を知らせたり、地上との高度を確認させたり、飛行異常を教えてくれる警報システムもすべて「音」。
例をあげればきりがないが、航空機には様々な「音」があり、それらの「音」が航空機、それを運航する仕事の中でとても重要な要素として存在している。

ところが、現在、就航し始めた旅客機、そしてこれから先、10年の内に製造を予定されている旅客機(たとえばボーイング787や747-8、エアバスA380など)の運航にあたっては、それら「音」の要素が激減してしまう。それによってコックピットが様変わりをしてしまうのだ。

たとえば飛行中のパイロットと管制官の交信は、離着陸や内陸部上空ではVHFによる通常交信だが、内陸を離れた洋上などでは従来の短波による音声通信に変わって人工衛星で中継されるデータ通信(サットコム)に変りつつある。

またパイロットが自分の所属する航空会社と運航上の連絡をとるために使っていたカンパニー無線はなくなり、今は会社と飛行機間の交信はほとんど対地デジタル通信装置(エイカーズ)を使ったFAXのやりとりで「音声」はなくなっている。

目的地の空港の天候状態を知るATS(空港情報)もすでに音声受信でなく、エイカーズで飛行機は受け取ることが多い。

非常事態の計器もパイロットの目前にある大きなモニターに瞬時に現れるようになった。

もっと一般的なことで言えば、空港のアナウンスも激減し今では出発ボードを乗客が見て搭乗機を確認するのが普通になった。

チャイムと共に「JAL6便、ニューヨーク行きのお客様は13番ゲートからご登場下さい」という旅情溢れる旅の「音」はもう聴くことができない。

現在の空の旅から「音」は日に日に少なくなっているのだ。

そういう意味で、このコックピットシリーズの「膨大な量の音」の価値はある意味で民間航空の歴史でもあり、民間航空の「音の遺産」とも言える。

【武田 一男プロフィール】
映像ディレクター・音楽ディレクター・航空サウンドディレクター

主として海外旅行関連の映像作品多数、JTBの海外旅行ガイド「ワールドビデオガイド」シリーズ、日本航空の海外旅行ガイド「J-WING」シリーズと「ジェットストリーム」シリーズ、文芸春秋社の海外旅行ガイド「ロマンティック・ツアー」シリーズなど。
成田空港、羽田空港、その他世界の主要空港映像等航空関連映像などがある。
「フレデリックダールオーケストラ」や「ジェットストリームオーケストラ」のディレクターとして イージーリスニング系音楽、クラシック音楽の音楽作品を数多く演出しながら、同時にダグラスDC-8、コンコルド、B747、B777などの民間旅客機のコックピットなど航空サウンドの取材録音を手がけ、数多くのCDやカセット作品をリリースし航空機録音の第一人者として知られている。

■著作物 
航空関連の著作物の執筆が多い。
「機長席」「台風飛行」「ラストフライト」などの航空ドキュメンタリーの著作や雲の写真集「成層圏飛行」を出版。

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